
2019は4位に終わった北海道日本ハムファイターズ。

2019はどんなシーズンやったんや!?

ってことで、今回は北海道日本ハムファイターズ2019総括&2020に向けての補強ポイント~投手編~がテーマだ!!
2019シーズン 北海道日本ハムファイターズの総括~投手編~
2019の主なローテーション投手
名前(年齢) | 試合数 | 勝敗 | 防御率 | K/9 | BB/9 | WHIP | QS(%) |
有原(27) | 24 | 15勝8敗 | 2.46 | 8.82 | 2.19 | 0.92 | 74 |
加藤(27) | 26 | 5勝7敗1H | 3.52 | 6.85 | 2.25 | 1.17 | 5 |
金子(36) | 26 | 8勝7敗2H | 3.04 | 6.16 | 3.28 | 1.33 | 21 |
杉浦(27) | 14 | 4勝4敗 | 3.74 | 6.92 | 1.80 | 1.00 | 21 |
上沢(25) | 11 | 5勝3敗 | 3.15 | 8.07 | 3.41 | 1.35 | 73 |
ロドリゲス(28) | 10 | 6勝7敗8H1S | 3.25 | 5.42 | 2.66 | 1.27 | 30 |
有原 航平【S】
2018は怪我で苦しんだファイターズのエース候補。2019は有原選手にとって素晴らしい年となった。若きエース上沢選手が怪我で離脱する中奮闘し、15勝を上げ最多勝のタイトルも獲得した。防御率も2.46と年間を通して非常に安定したことが証明された。2020は2019の活躍を継続できるか注目だ。
加藤 貴之【B】
日本のオープナーの先駆者。2018は5勝にとどまり悔しいシーズンとなった。2019は先発としてはもちろんだが、ファイターズが日本のプロ野球では先駆けとなるオープナーとして加藤選手はよく起用された。個人的にはまだオープナーの良さがあまりわかっていないが、先発、リリーフ共に適性を見せていた加藤選手にはぴったりなポジションであった。結果的には5勝にとどまったが、防御率3.52と調整が難しい中、一定の成績を残した。2020は2019のようにオープナーを継続するのかわからないが、いずれにせよこの選手の力は欠かせない。
金子 弌大【B】
2019からファイターズにやってきたオリックスの元エース。36歳とベテランの域になって怪我が多くなってきた。2019は心機一転チームも変わりどんなピッチングを見せてくれるか注目していた。1軍、2軍を繰り返してはいたが、8勝を上げた。また加藤選手同様、オープナーで役割も経験した。全盛期のようなピッチングではなかったが、ファイターズの投手陣を支えた1人だろう。
杉浦 稔大【B-】
スワローズからやってきた未完の大器。2018は3試合ながら2勝を上げ、2019は期待したfunも多くいたはずだ。2019は最終的に4勝を上げ、防御率3.74と決していいとは言えないが、ハマったときのピッチングは本当に素晴らしく、特徴である伸びのあるストレートはやはり魅力的と感じた。2020は怪我の状態にもよるが、ぜひローテを死守し二桁勝利を目指して頑張ってほしい。
上沢 直之【B】
若きファイターズのエース。2018は防御率3.16で11勝を上げ、エースとしての階段を1つ登った。2019は更なる成長を期待したシーズンとなった。シーズン序盤は失点はするものの試合はしっかりとつくり5月までに4勝を上げ、まずまずなスタートを切った。しかし、打球が直撃し、骨折してしまいそのままシーズンを終える形となった。チームも5位に終わったが、上沢選手の離脱はチームにとっても個人にとっても痛かった。2020は怪我を万全に直し、2019に急成長した有原選手とともにチームを引っ張っていってほしい。
ロドリゲス【B】
ファイターズ2年目の助っ人。2018は防御率5.26で3勝にとどまり、助っ人としては物足りないシーズンだった。2軍で経験を積み、2019はどんな成績を残すか注目していた。最終的には防御率3.25で6勝上げ、またリリーフとしての起用にも答えた。2020も残留が決まった。2020は2019より成長した姿をみたい。
2019の主なリリーフ陣
名前(年齢) | 試合数 | 勝敗 | 防御率 | K/9 | BB/9 | WHIP |
玉井(27) | 65 | 2勝3敗11H | 2.61 | 4.94 | 3.19 | 1.19 |
公文(27) | 61 | 2勝0敗17H1S | 3.96 | 5.33 | 3.10 | 1.13 |
石川(23) | 60 | 3勝2敗21H5S | 3.31 | 12.42 | 2.65 | 1.01 |
宮西(34) | 55 | 1勝2敗43H | 1.71 | 9.70 | 1.14 | 0.80 |
堀(21) | 53 | 4勝4敗5H1S | 5.22 | 9.10 | 2.69 | 1.31 |
井口(25) | 32 | 1勝0敗7H1S | 2.53 | 5.34 | 1.97 | 1.09 |
玉井 大翔【A】
2018は40試合に登板し頭角を現した社会人出身投手。2019は玉井選手にとって素晴らしい1年になった。チーム最多の65試合に登板し防御率2.61とファイターズのリリーフ陣を支えた。終盤は疲れからか打たれることもあったが、1年を通して1軍にいたことも信頼を勝ち得た証拠だろう。
公文 克彦【B】
ジャイアンツからトレードでやってきた左腕。ファイターズに移籍してからは貴重な左腕リリーフとして活躍してきた。2019も同様な活躍が期待された。結果的には61試合に登板し2018にマークした自己最多の57試合を上回った。しかし、2018は2点台であった防御率が3.96と落ちてしまった。2020はより安定した投球を目指してほしい。
石川 直也【B+】
若きファイターズのクローザー候補。2018はクローザーを任せられるなど飛躍の年となった。2019はクローザーとして期待していた選手。シーズン序盤まではクローザーでの起用があったが、安定感を欠き、年間を通してクローザーとしては全うできなかった。しかし、自己最多となる60試合に投げ防御率3.31とまずまずの結果を残した。K/9が12.42と空振りが取れる能力はやはりクローザー向きだ。2020はクローザーとして1年間活躍してほしい。
宮西 尚生【S】
H(ホールド)、HP(ホールドポイント)の世界記録保持者。2018は最優秀中継ぎのタイトルも獲得した。2019も素晴らしいピッチングに期待した。結果的に55試合に登板し、43H、防御率1.71で2年連続の最優秀中継ぎのタイトルを獲得する素晴らしい活躍をした。34歳となったなが入団してから12年連続の50試合出場と鉄腕振りはまだまだ健在だ。2020も怪我がなければファイターズにとっていなくてはならない存在なのは間違いない。
堀 瑞輝【D】
高卒2年目ながら頭角を現した左腕。2018は10試合に登板しプロ初勝利を含む2勝を上げた。2019はリリーフとして活躍を期待した選手。結果的には53試合に登板し防御率5.22と評価が難しい年となった。防御率だけ見るとまだまだ厳しいが、53試合に投げたことは評価できるし、オープナーとしての起用があったりなど、調整面でも難しかっただろう。2020は起用法を確立してもらえるようより結果を追い求めてほしい。
井口 和明【B+】
2018は終盤に本来の実力を発揮した右腕。2019は2018の終盤に見せた活躍があり期待していた選手。理由はわからないが1軍には6月までかかった。昇格以降は素晴らしい活躍を続けていたが、9月に撃ち込まれるとそのままシーズンを終えた。ストレートの質は素晴らしいものがあるので、2019は1年間フルでシーズンを過ごしてほしい。
2019のクローザー
名前(年齢) | 試合数 | 勝敗 | 防御率 | K/9 | BB/9 | WHIP |
秋吉(30) | 53 | 0勝5敗7H25S | 2.96 | 8.36 | 3.31 | 1.10 |
秋吉 亮【B+】
スワローズからやってきた日本代表にも選出経験のあるサイドスロー右腕。スワローズは投手陣が厳しい中、なぜこんなにもいい選手をトレードにだしたのかわからないが、秋吉選手にとっては心機一転っといったところで、2019はどんな活躍をするか楽しみにしていた選手。開幕当初はクローザーは石川選手がつとめていたが、不調もあり秋吉選手が担った。そこからは素晴らしいピッチングを見せ、ファイターズのクローザーをもぎ取った。シーズン途中怪我により離脱はしたものの53試合に投げ、防御率2.96で25Sとクローザーとしてはあともうひと押しほしいところではあるが、素晴らしい活躍をしたのは間違いない。2020はクローザーかはわからないが、サイドスローということもあり、ファイターズにとっていなくてはならない存在になったはずだ。
+要素だった選手(いい活躍ができた選手)
有原 航平
日ハム西川、初タイトルの有原に「わいのおかげやで」 https://t.co/jtfTWlWL5a pic.twitter.com/0NLIl3kkAa
— プロ野球速報 (@MeigenSports7) November 20, 2019
宮西 尚生
2019年パシフィックリーグ最優秀中継ぎ投手賞
北海道日本ハム(@FightersPR)・宮西投手#lovefighters #パーソルパ・リーグTV pic.twitter.com/a60L7zxGVb
— パ・リーグ.com / パーソル パ・リーグTV公式 (@PacificleagueTV) September 29, 2019
-要素だった選手(悔しい成績になった選手)
上原 健太
試合途中のフォーム変更…王者ホークスをうならせた #日本ハム ・上原の「対応力」 https://t.co/D6V7NAsHn6 pic.twitter.com/ekxkmcEq4n
— スポーツ報知 プロ野球取材班 (@hochi_baseball) June 30, 2018
浦野 博司
【 #日本ハム 】浦野、6・2の中日戦で今季初先発 https://t.co/NLnyCUZguS pic.twitter.com/gHgq4pcHBN
— スポーツ報知 プロ野球取材班 (@hochi_baseball) May 31, 2018
補強ポイント
実績のある先発陣の補強
チームの方針かもいしれないが、オープナーを採用するなどしてることからも決して先発陣が豊富ということではないだろう。2020はオープナーを継続するのであればしっかりとローテを守れる選手が1、2枚はほしいところだ。またオープナーを継続しなくとも有原選手、上沢選手に続くイニングを稼ぐことができる選手がほしいところだ。
勝利の方程式を担えるリリーフ投手
宮西選手は別格として、盤石なリレーをするうえで、宮西選手の他にも2人はほしいところだ。候補としては2019にクローザーをつとめた秋吉選手、井口選手、浦野選手、玉井選手、堀選手、石川選手が候補だが、個人的には石川選手はクローザーとして起用したい。安定感はいずれの選手もそこそこあるが絶対的な勝利の方程式の選手としては少し物足りない。層を厚くするうえでも勝ちパターンで起用できる助っ人などを補強するのがベストだ。
総合評価
総合評価:B
チーム防御率3.76とリーグ3位で比較的安定感を見せたが、チームは2018の3位から5位に落ちてしまった。いい意味で平均より上の選手が多くいるが、悪く言えば飛び抜けた選手がいない印象だ。チームとしては底上げというより怪物級や何かに突出した選手を補強できることで、一気にAクラスに食い込む力はあるはずだ。2020はオープナーを継続するかも注目だ。

「オープナー」という新しいチャレンジは個人的にはいいと思う!!

まだ、良さはわからんと言ってたくせに。

打者編もupしてますので、よかったら見てください!!
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